めんたいとハーブ、スパイスの融合

「辛子明太子」をスパイスのひとつと位置づけた絶妙なスパイスカリー。口に入れた時に広がるスパイスの香りと旨味たっぷりの辛子明太子をしっかり感じることのできる出汁の旨み。噛めば噛むほど感じる辛子明太子のプチプチとした粒感もお楽しみいただけます。

開発秘話

スパイスカリーマニアの執念が生んだスパイスカリー

福さ屋の商品企画室で係長をしているその男は、実は大のスパイスカリーマニア。福岡の有名店をめぐり、いつしか「辛子めんたい」を使用した「めんたいスパイスカリー」を開発したいと考えるようになりました。
しかし、常識的に考えれば、辛子明太子とスパイスの組み合わせは一般的に味の想像もつかず、商品化には難しいと考えるのが当たり前でした。そんな中、辛子明太子をスパイスの一つと考えれば可能性はあるのかもしれないと思い、試作までこぎつけたのです。

商品開発・試作には「ごと株式会社」が協力!

長崎県の五島でおいしい冷凍焼き芋や、こだわりのカレーを製造・販売する「ごと株式会社」にご協力頂けることになり、試作を開始。

福さ屋こだわりの辛子めんたいの風味や粒子感を活かしながらおいしいスパイスカリーを作りたいという想いを実現させるため、何度も試作を続けました。ハーブやスパイスが強すぎたり、辛子めんたいを活かした味がなかなかでず苦戦が続きました。
「株式会社ごと」のシェフ宮本氏は、五島の素材にこだわった今までにない味わいを実現することにこだわり、試行錯誤を繰り返す中、出汁は鰹などは使わず、昆布と五島の有機レモングラスを使用したスッキリした香りを実現、ハーブやスパイスは、素材によりパウダーやみじん切りなど複数を使い分け、味に深みを増しました。
そして!辛子めんたいの粒子感、味わいと融合した「博多めんたいスパイスカリー」が完成しました。試行錯誤を繰り返し、ようやく辿り着いた味です。

福さ屋の辛子めんたい

真子選びから漬け込みまでこだわり、丁寧に仕上げた福さ屋の自慢のめんたい。

ひと腹ひと腹を丹念に吟味、職人が厳選した、程よく熟した「真子」だけを使用。

スケトウダラの卵は、その成熟具合によって厳しく選別されています。福さ屋では、艶、粒感、皮のハリなど、この道20年以上の熟練者によって丹念に吟味しています。吟味厳選した結果、福さ屋では、めんたいが最もおいしくなる「真子」だけを使用しています。

つくりたかったのは、たらこの旨さを超える「めんたい」。特製たれに、三昼夜じっくり漬け込みます。

それだけでもおいしい良質なたらこ。福さ屋は、それ以上の旨さでなければめんたいにする意味がないと考えます。イワシを塩で漬け込み発酵させた旨みたっぷりの魚醤と、キレのある辛み・甘みが特徴の唐辛子をベースにした特製たれに三昼夜じっくり漬け込みます。まさに福さ屋のめんたいは「鮮度を見極め、熟成を極める」熟練の職人たちによってつくりあげられる、ひとつの作品なのです。